転職で自分の身を守るのにおすすめ「潜入取材 全手法」

潜入取材全手法とは?

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本書は、

ユニクロやアマゾン、トランプ事務所に実際に潜入取材を試み

その成果を本にしたもので、ユニクロ帝国 光と影 という

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本を出版された際は、ユニクロに訴訟されています。

潜入取材とは

欧米、イギリスでは当たり前の手法のようで企業に潜入
(一時的に従業員として働く)

企業の実態を暴き出す方法だそうです。
さすがスパイ大国のイギリス。

民間にまで手法がいきわたっています。

「潜入取材全手法」を読むべき人

これから転職を考えている人

会社員

読み物としても大変おすすめなので興味があればぜひ
ご一読していただきたいです。

しかし今回は転職する人向けに本書を紹介します。

転職する人になぜ本書がおすすめなのか?

それはずばり自己防衛の方法について書かれているからです。

転職するにあたり、会社側は当然守秘義務を迫ってきます。

また同業他社へ転職しないように書類を書かせたりとあの手、この手で

迫ってきます。

日本の会社は辞めるのが本当に大変で、管理人も転職するときは

本当に大変な思いをしました。

コロナという天啓をえて思ったより、スムーズに退職ができて

ヤン・ウェンリー並みの戦術を数々用意していたのですが、

一つも使わずじまいでした。

守秘義務にあたり理解すべきは、不正競争防止法の基礎知識。

守秘義務にあたるのは

一、秘密管理性。情報が秘密として管理されていること。

二、非公知性で、公然と知られていない情報であること。

三、有効性で、生産方法や販売方法、そのほかの事業活動に有益な技術上、

または営業上の情報であること。

の三つです。

明らかにパスワードのかかったもの。社外秘などと記されたもの

製造原価など、明らかに持ち出されて不利になるもの以外は
守秘義務にあたりません。

参考になる二つの事件

ガーシー事件

ガーシーはいろいろ暴露して逮捕されましたが、その理由は公益性が全く

なかった。ただの報復。

カッパ寿司事件

はま寿司からカッパ寿司に転職した社長は明らかに営業上の秘密を持ち出した。

ということで有罪となっています。

つまり転職にあたり不正競争防止法の基礎を理解しておくことは重要です。

会社に守秘義務を迫られたら?

退職にあたり企業が守秘義務を迫ってきたら、
何が守秘義務なのかを企業側にきちんと聞くこと。

著者は再三にわたり、ユニクロに守秘義務とは何か?とたずね、

ユニクロ側が全く答えられない。という場面が書かれます。

個人としては法律よりも法概念をよく理解しておくべき。

というのが本当によくわかる事例です。

まとめ

スムーズに転職するためにも本書を読んで自己防衛の手段を身につけておきましょう。

潜入取材は、日本では珍しくイギリスでは当たり前。

日本はそれだけ国家や会社に従順なのでしょう。

お互い適度な緊張感は必要なので、日本も多少潜入取材が

広まっていくといいですね。


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